顔色をうかがう子になる親の態度

勉強録

少し前に浸透したHSP・繊細さん。よく本屋にも繊細さんについてのものが置いてあるので、言葉だけでも聞いたことがある人は多いと思います。

この繊細さん。生まれつきの性格なのでは?と思っていましたが、実は親の影響を受けて繊細さんになることが多いそうです。

今回は、繊細さんになる親の態度をご紹介します。

point① HSP(繊細さん)とは

HSPは、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念で、神経が細やかで感受性が強い性質を生まれ持った人のことです。約5人に1人はHSPと言われています。

つまりHSPは、『まわりの人が気づかない小さな変化を感じとり、場や人の空気を読みすぎて疲れる』特徴があります。

繊細な人と繊細でない人は、脳の神経システムに違いがあると言われていますが、繊細さんは脳の神経システムが過剰に発達してしまった結果です。

point② 繊細さんにしてしまう親の態度

夫婦喧嘩

親の喧嘩を子に見せると、子どもの脳に影響します。ハーバード大学の研究では、子どもに夫婦喧嘩をみせただけで脳が萎縮することがわかりました。

また、言葉の暴力は殴る・蹴るなどの身体への暴力は、言葉の暴力の方が6倍もの影響があったそうです。

親が情緒不安定・気分で態度を変える

不安定な親を持つ場合、子どもは大人の気分や顔色に敏感にならざるを得ず、それを読み取り機嫌を取ってなんとか生きようとするそうです。

子どもの気持ちに共感しない

子どもが転んでも「泣かないの!」等の気持ちを受け入れない態度も繊細さんの親に多い特徴でした。もし転んで泣いていたら、まず「転んで痛かったのね」と声かけをしてあげると良いそうです。

今日の勉強録

「親の余裕のなさは、子どもの脳神経に影響する」

余裕を持って子育てするのが一番なのはわかってはいるんですが、難しいですよね。でも、この親の態度の影響は、大人になってからうつ病やメンタルの病気になって現れるそうなんです。

ちなみに、夫婦喧嘩をしてしまったら仲直りをするところまで見せると良いそうですよ!

出典:

発達障害グレーゾーン(著)岡田尊司

子どもの虐待と脳科学~アタッチメント(愛着)の視点から~https://www.konan-wu.ac.jp/~kodomogaku_for_children/bulletin/vol.20/114_TOMODA.pdf

HSP(Highly Sensitive Person)と親からの不承認環境要因が自傷傾向に及ぼす影響

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