今回は番外編ということで、ダイエットについてです!
私の夫は実は肥満なんです。悪玉コレステロールの値の健康診断で引っかかっています( ;∀;)
そいういう私も妊娠中に+12kg。産後も特に何もせず5カ月たっているのに妊娠前から+9kg。
これ、授乳終わったらやばいやつなんじゃない?笑
というわけで、夫婦でダイエット頑張るために、文献読みました!!!
こちらの文献は、中年男性を対象に行った調査なので「夫を痩せさせたい!」と思っている方には特に良いかと思われます^^
point① 内臓脂肪の怖さ
まずは、内臓脂肪の怖さからおさらいしましょう。肥満というのは下記のリスクを有意に上げるんですね。
- 高血圧
- 脂質代謝異常
- 糖尿病
- 心血管病の罹患やそれによる死亡
これらの病気の背景には、体脂肪が多いってことだけでなく、特に内臓脂肪が病気の発症に大きく関わっているといわれています。
内臓脂肪は皮下脂肪に比べて脂肪組織由来のホルモンなどの分泌が盛んで、これらの産生・分泌の異常が病気を発症させる原因となっています。
2003年の調査だと、30歳代~60歳代の男性にかけてすべての年代で約30%が肥満なんだそうです。
私が製薬会社で働いていた時にも、重症の糖尿病で足を切断した人が実際にいるという話を聞いたことがあったので生活習慣病は本当に恐ろしい病気なんだと実感しました…
point② 運動と食事改善とでは効果に差はつかず。でも食事改善の方がより減量してる傾向が!
まずダイエットの結果から紹介します。運動も食事改善もどちらも有意差をもって減量することができました!しかし、どちらの方が効果が高いと断定することはできませんでした。
それでは具体的な結果を表でお見せします。
体重 | 体脂肪 | 内臓脂肪 | |
運動グループ | -2.9kg | -2.2% | -32㎠ |
食事グループ | -5.4kg | -5% | -39㎠ |
全ての項目で食事改善の方が減量できていますね!もし食事改善が苦でない人ならばこっちの方が良いのかも!
この結果を見て、「運動してる人は絶対食事減らしてるでしょ!」とか「食事改善の人はいつもより運動してるはず!」と思う方もいると思いますが、その辺もちゃんと管理されており、対象者の人たちは調査前とほぼ同じ生活を送っていました。
それでは具体的にどのような事を実践していたかご紹介します。
point③ 運動方法
1回90分間の運動を週3回、12週行いました。手順としては、
- 10~15分間の準備運動
- 40~60分間のウォーキングおよびジョギングを中心とした有酸素運動
- 10~15分間の自重負荷による筋力トレーニング
- 5~10分間の整理運動
point ④ 食事改善方法
1食あたり560kcalを摂取。献立は下記の範囲内で対象者自身が食品を選びます。
第一群(乳・乳製品/卵)から1点(80kcal)
第二群(魚介類/肉類/豆・豆製品)から2点(160kcal)
第三群(野菜/イモ類/きのこ・海藻類/果物)から1点(80kcal)
第四群(穀類/砂糖/油脂/その他の嗜好品)から3点(240kcal)
point ⑤ アルコールと高脂血症
男の人は特に毎晩お酒を飲んでる人は少なくないと思います。そこで、厚労省の情報ページでアルコールについて調べたところ、アルコールはHDLと中性脂肪の合成を促進させる作用があるようです。
HDLは善玉コレステロールとも呼ばれていて、動脈硬化の予防に働きます。適量の飲酒(男性で1日日本酒換算1合ぐらい、ビールだと500mlくらい)であれば、血圧を上げずにHDLコレステロールが増加するため、脳血管障害・虚血性心疾患の発生率を低下させるといわれています。これが「適度の飲酒が寿命を延ばす」と言われるようになった所以です。
お酒飲んでいいじゃん!と思いがちですが、長期間の大量飲酒者は、虚血性心疾患(心臓が酸欠になって心筋梗塞や虚血症を発症する)を起こすというデータもあるので、飲みすぎないように気をつけましょう。
また、アルコールはHDLの他に中性脂肪も増加します。脂肪肝の原因にもなりますので、適度の飲酒を心掛けましょう!たくさんお酒を飲みたい人は、お水と一緒に飲むと良いそうですよ^^
今日の勉強録
「食事改善でも運動でもどちらでも確実に内臓脂肪を減らすことが出来る!」
食事改善と運動両方行えばもちろん良いとは思いますが、どちらでも内臓脂肪を減らすことが出来るとのことなので、試す価値はあるかも!?
我が家は北海道住みでまだ雪が残っているので、ニンテンドースイッチでも買って文献を参考にしながら運動しようと思います!
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