いじめをする子の特徴

勉強録

子どもが大きくなると心配になるのが、いじめ。

数年前に北海道で、女子学生がいじめが原因で自殺したというニュースもありました。

私の娘もまだ1歳ですが、小学校・中学校・高校に入るときは特に心配になってしまうと思います。

今回は、そんないじめについてまとめてみました。

point① いじめられた経験がある

教育心理学研究の論文で、小学生(3,720人)・中学生(3,302人)・高校生(2,146人)を対象に調査を行ったところ、いじめをした子ども達の多くが、過去・現在でいじめられた経験があり、いじめの被害・加害の両方を経験した子は、全体の半数を占めることが判明しました。

point② いじめの加害しか経験がない子は、自尊心が高い

中学生のいじめ加害経験と自尊心との関係を調べた調査では、いじめの加害のみ経験の子どもは自尊心が高く、いじめの加害・被害の両方を経験している子どもは自尊心が低いことがわかりました。

自尊心が低くていじめの加害経験のある子には、人間関係の中で満たされない思いを抱えることが多いと言及されていました。

幼稚園に通っているくらいの小さい子でも、下に兄弟が生まれて愛情不足を感じてしまうと「お友達にあたってしまう」というのをよく聞くので、やはり家族や人間関係の満たされない思いは本人だけでなく周りにも悪影響だな、と感じました。(下に兄弟が生まれるのは素晴らしいことなんですが、上の子の対応はなかなか難しいですよね…)

point③ 傍観者が多いといじめの被害件数が多くなる

いじめを見たときの周りの対応次第で、いじめの発生件数が多くなることがわかりました。

いじめを見つけたときに、注意もせず・誰かに相談するでもなく、ただ傍観している子が多いといじめの発生件数が多くなるそうです。

また、いじめを受ける被害者の子も、ただ「我慢する」という選択をしてしまうといじめが長期化することがわかっています。

子どもには何でも話してくれるようになるように、普段からコミュニケーションをとることが大切だな、と改めて感じました。

今日の勉強録

「いじめにあったとき・見かけた時はすぐに親に相談してもらえるように、普段からコミュニケーションをとろう」

内閣府の発表によると、いじめの発生数、発生率、いじめ自殺など深刻ないじめが多いのが中学生とのことです。

また、小学生のいじめの被害経験が一番影響が大きく、自尊心の低下・情緒不安定・後ろ向きな生き方に繋がるそうです。

ちなみに、私の場合は鈍すぎていじめが起きてることにも気づいていませんでした笑

こんな人間にもならないように娘のおはぎちゃんには育ってほしいなと思います。^^

出典:
いじめる・いじめられる経験の背景要因にかんする基礎的研究
中学生におけるいじめの停止に関連する要因といじめ加害者への対応

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