大人でも便秘で悩む人は多いと思いますが、子どもが便秘気味で~、と悩んでる人も多いですよね。
便秘症は、身近なものなのでモヤモヤと悩みはしますが緊急性はあまり感じないですよね。しかし、この便秘は1年以上放置すると悪化してあまり良くない状態へと進んでしまうそうです…
point① 便秘を放置するとどうなる?
便秘をずっと放置しておくと次のような疾患になる可能性があります。
・巨大結腸症
便が腸の中に溜まり続けると、腸が異常に膨らんでしまいます。肛門にチューブを入れて巨大化した腸内に溜まった便を排出する必要があります。
・遺糞症(いふんしょう)
本人の意思に関係なく便を漏らした状態が続いてしまいます。最初に巨大結腸症を発症し、その後に遺糞症が発症することが多いそうです。
便秘が1-2年続くとこのような症状がでることがあるそうなので、出来れば早めに改善させてあげたいですよね。
point② どのくらいの頻度から便秘?
便秘の定義は、以下のように言われています。
・排便が週に3回より少ない
・5日以上でない
・毎日出ていても、出すときに痛がる
・便を出すときに肛門が切れて血が出る
便秘症は適切な治療を開始すれば数日から2カ月程度で、週3回ほど出る状態になるそうです。
治療は早く始めたほうが後の経過も良いそうなので、気づいたら早めに対応したいですね!
point③ 便秘になってしまったら?
それでは子どもが便秘になってしまった時の対応法についてご紹介します。
生活習慣を見直す
- 早寝早起き
- 1日3食きちんと摂る
- おやつの時間以外に間食をしない
- 軽い運動を心がける
これらの習慣は即効性のあるものではありませんが、子どもの健康にとっても良いことなので是非意識していくと良さそうです^^
ちなみに、おやつの時間以外にちまちま間食をしていると排便を促す脳の信号が腸にうまく伝わらず便秘になる原因となるので決められた時間に食事をとることが大切なようです。
食事療法
便秘にはやはり「食物繊維」が良いと言われています。
食物繊維は、腸で吸収されず水分を含んで便の量を増やし、便が硬くなるのを防いでくれます。お菓子や甘いジュースは、カロリーが高いわりにあまり便にならないので控えた方がよいとされています。
食物繊維が多い食品は以下のものになります。
- とうもろこし
- そば
- さつまいも
- かぼちゃ
- 納豆
- ごぼう
- りんご
- ほうれん草
- ブロッコリー
- キウイ
ヨーグルト
乳酸菌やビフィズス菌を毎日摂ると、子どもの便秘にも半数以上が効果があると医学論文でも発表されています。
効果的なヨーグルトの取り方は、「ヨーグルトと一緒に食物繊維やオリゴ糖を摂ること」です。
食物繊維が豊富な食材は、先述した通りです。オリゴ糖は納豆や豆腐などの大豆食品、ネギ、ゴボウ、アスパラに含まれています。
また乳酸菌はたくさん種類があり、体質によって合う・合わないがあるので2週間を目途に効果を見極めるのが良いそうです!
トイレトレーニングについて
トイトレ中のお母さんもいらっしゃると思いますが、トイトレ中に是非意識した方が良いのは「失敗しても決して叱らないこと」。
失敗したときに叱られても子どもは理解できず、次からは叱られないように排便したくても我慢をしてしまい便秘になってしまうことがあります。
トイトレ前またはトイトレ中に便秘になってしまったお子さんは、まず便秘の改善をし、規則的な排便習慣がついてからトイレトレーニングを始めるのが良いそうです。
さいごに
便秘症は、放置してるとだんだん悪くなっていくことが多い病気なんだとか。もしこれらを意識しても改善しなかった場合は早めに病院へ行くことをお勧めします。
ちなみに私の娘は、最近便秘気味かも?と感じたらフォローアップミルクを毎食後にあげるとだいたいなおります。
いろいろ試してみるのが良さそうですね^^
出典:
こどもの便秘ー正しい知識で正しい治療をー 小児慢性機能性便秘診療ガイドライン作成委員会
プロバイオティクスで腸内環境を整える 糖尿病ネットワーク
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