2022年から高校の家庭科で資産形成について学ぶことが決まりましたね。
子どもの頃からお金について勉強するのは、本当に大事だと思います。特に投資。
今は銀行に預けても、金利は0.00〇%。100万円銀行に預けても、金利0.002%だったら20円しか増えません。
バブルの頃は6%ほどあり、100万預けたら6万円増えていたようですが、今考えると夢のような金利ですね。
我が家は2019年から積み立てNISAをやっていますが、もしお金の知識があれば子どもの頃から投資をやっておけば良かったなー、と思います。
資産形成の授業をやるにせよ、家庭で子どもにお金について教えてあげるのも大事ですよね。
子どもが最初にお金に触れるのは、おそらくお小遣いではないでしょうか。
お小遣いのあげ方は定額制・報酬制家庭によって違うと思いますが、果たしてどちらが良いのか考えてみることにしました。
point① みんなはいくらあげてる?
小学校から高校の2万人以上の生徒に調査した金融広報中央委員会のデータを一部内容をご紹介します。
小学生は低学年・中学年・高学年に分けて公表されていました。
最も多い金額 | 次に多い金額 | |
低学年 | 500円 | 100-200円 |
中学年 | 500円 | 1000-1500円 |
高学年 | 500円 | 1000-1500円 |
中学生で最も回答が多かった金額は、1000円。次に多かった金額は、2000-3000円でした。
高校生だと5000円という回答が一番多く、次に多かったのは3000-4000円でした。
point② お小遣いをもらう条件
家庭によっては、お小遣いをもらうときにお手伝いをすること等が条件になっているようです。
第1位 お小遣いをもらうのに何の条件もない(中学生74.2%、高校生82.4%)
第2位 家の仕事をすること(中学生14.9%、高校生8.8%)
第3位 良い成績をとること(中学生5.8%、高校生3.0%)
ほとんどの家は、条件なしでお小遣いを渡しているようですね^^
お小遣いを渡すときに、お給料のように毎月決まった額を渡す定額制、家のお手伝いをしたときや、目標達成した時に渡す報酬制がありますが、この結果を見ると定額制の家庭が多そうですね。
我が家では、相手のニーズを察知して行動に移すことが出来るように報酬制にしようかと考えていました。
しかし、
母「これ手伝って~」
子「〇〇円だったらやってあげるよ」
という将来の会話が想像出来てしまいました笑
これが何事も損得勘定で行動する大人になったや嫌だな、と思い、定額制+欲しいものがあったら親の前でプレゼンさせて目標達成具合で報酬を渡すという感じにしようかなと思います^^
point③ ご褒美をあげると親切心が育たない
子どもの発達格差の研究では、『ご褒美は思いやりのある行動に対して悪影響』とされています。
子どもが思いやりのある行動をした後にご褒美をあげると、その時は人の手助けをするのですが、次の機会にご褒美を貰えないとその後は手助けをしなくなってしまうそうです。
しかし、褒めることはマイナスの影響はないようで、物質的なご褒美が問題となるようです。
お手伝いに対して報酬をあげると親切心が育たなくなるのは悲しいことですよね、、、
今日の勉強録
『お小遣いの渡し方は、安易に決めずによく考えてから』
定額制は、お金の管理能力が身につく。
報酬制は、お金を稼ぐということを理解させる。
どちらも大事な能力ですよね。
先ほども述べた通り、我が家では損得勘定で行動する人にならないように『定額+成果報酬』にしていこうかなと考えています^^
出典
子どもの暮らしとお金に関する調査 知るぽると
子どもの発達格差~将来を左右する要因は何か~ (著)森口祐介
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