ボタン電池は気管支・食道を溶かす

勉強録

この間、yahooニュースを見ていたところ、ボタン電池の恐ろしいニュースを見つけました。

1歳でボタン電池を誤飲し28回の手術を受けた男児、5歳になるも「100%の回復は望めず」(英)

オーリーくんは1歳の時にボタン電池を誤飲し、ボタン電池の誤飲が判明したころには電池の腐食が始まっており、中身の電解液が漏れ出してしまったため気管に2.5cmの穴が開いていたそうです。

誤飲以来28回もの手術を受けましたが、5歳になった今でも単なる風邪でさえ命取りになる可能性があるそうです。

そこで、ボタン電池の危険性について調べてみました。

point① 中身の漏洩から化学やけどをおこす

国民生活センターの資料にあった写真です。

鶏むね肉の上にコイン電池、ボタン電池を置いて常温で20分経過すると、写真のように損傷が確認されました。

電池を飲み込むと電気分解によりアルカリ性の液体ができます。このアルカリ性の液体が粘膜を損傷し穴を開けていきます。

point② 工具不要の電池蓋には注意

赤ちゃん用の製品は、電池蓋はネジで止められていることが多いですよね。

しかし、テレビのリモコンや置時計、キッチンタイマー等の普段大人が使うものには、工具不要のものがほとんどだと思います。

そのような製品を赤ちゃんから遠ざけても、テーブルから落ちただけで蓋が取れることもあるので、電池を使った製品は取り扱い要注意ですね。

政府広報オンラインのデータをみると、誤飲をするのは1歳児がダントツで多かったです。

point③ 誤飲したかも?と思ったらすぐに病院へ!

写真でみたように、電池を飲み込むと損傷が進行してしまいます。

もし本当に誤飲したかどうかわからない場合も、レントゲンを撮れば電池を飲み込んだかわかるので、確認のためにも受診をした方が良いと考えられます。

今日の勉強録

『特に1歳前後まで電池製品に要注意を!』

誤飲することで重症化どころか死に至るケースもあるようなので、本当に気をつけないといけませんね。

母親学級で、トイレットペーパーの芯に通るものは赤ちゃんの口に入るので気をつけるように指導をうけました。赤ちゃんが飲み込みそうか一つ一つ確認して取り扱いには注意した方が良いですね。

おはぎちゃんもなんでもかんでも手に取ったものは口に入れます。今日はチラシをちぎって口の中にいれてたりしてました…

このニュースを読んで、改めて注意が必要だと感じました。

出典:

ボタン電池を使用した商品に注意-乳幼児の誤飲により、化学やけどのおそれも-

政府広報オンライン

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