みなさんは、スマホどのくらい使いますか?
子どもの前でスマホ使っていますか?
親のスマホ依存は、プチ虐待と言われていて、子どもは応答して欲しいのに、保護者がいつもスマホばかり見ていてまともに応答しない。応答したとしても気まぐれで、スマホが一段落ついたときにだけです。
今回は、親のスマホ依存は子どもにどんな影響を及ぼすのかご紹介します。
point① 脳への影響
日本小児科医会の常任理事を務める内海裕美先生によると、子どもは3歳までに脳の言語中枢や自己抑制が発達します。
その期間に大人と言葉のキャッチボールをしながら言葉を覚え、自己抑制も覚えていきます。
ところが、親がスマホ依存になると、言語能力や自己抑制の中枢に悪影響が及ぶと考えられるそうです。
point② 親のスマホ依存は将来どう影響する?
親がスマホ依存で子どもに応答しないと、愛着障害が起こります。
子どもが健全に親の愛情を注がれていれば、親が心の安全基地となりますが、スマホ依存の親で無視されたり、気まぐれに応答されたりすると、子どもの心は不安定になります。
その結果、以下のことが懸念されます。
- 小学校に入っても癇癪が止まらない
- 小学校高学年くらいからリストカットするようになる
- 人と親しくなるのが苦手になる
- 授業に集中できずにぼーっとする
- 非行集団の仲間になる
スマホ依存、怖いですね・・・
point③ スキンシップをたくさんしよう
スキンシップが多かった子どもたちは、成長後に協調的でポジティブになることが多かったという研究結果があります。
効果的なスキンシップ
- 手をつなぐ
- 頭をなでる
- 肩や背中をポンとたたく
- ハイタッチをする
- こちょこちょする
- ハグする
これらのスキンシップをたくさんして、子どもの心の安全基地になるように意識しましょう^^
今日の勉強録
「スマホよりも子どもを優先させて、スキンシップをたくさんしよう」
私が中学生の時に、リストカットしていることを打ち明けてくれた友達がいたのですが、両親の仲が悪く別居しているような家庭でした。
その頃はスマホなんて存在しませんでしたが、家庭の雰囲気が安心出来るような環境でないと子どもの心は不安定になるものなんだと感じます。
和やかな家庭を作るのはなかなか難しいですが、意識していきたいと思います^^
出典:
スマホ依存の親が子どもを壊す (著)諸富祥彦
母子関係に関する文献レビュー ―身体接触が及ぼす効果―
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