夜泣きの解決策

勉強録

困ったことに、最近おはぎちゃんは夜中何回も起きます...

ついに夜泣きが始まったみたい( ;∀;)

この間なんか、深夜2時から1時間おきに起きちゃう始末。

なんとか寝かせたいと思い、夜泣きに関する本を読んでみました。

「夜泣きが止まる本」という本なんですけど、兵庫県立リハビリテーション中央病院、夜泣き外来の菊池先生が書いてます。

ちなみにここの夜泣き外来は受診4か月待ちらしいです!

この本でおはぎちゃんの睡眠がだいぶ改善されたのでご紹介します^^

point ① ひどい夜泣き(乳幼児慢性不眠障害)とは

ひどい夜泣きの定義は『生後6カ月を過ぎた乳幼児で、夜眠ることが出来なくて昼間の状態もちょっと困った状態』のことを指します。

困った状態というのは、ボーっとしていて活動的でない・機嫌が悪く癇癪を起しやすい・食欲がない等の状態のことです。

夜眠らないけど昼間は機嫌良いし活発でしっかり遊んでます!というのは乳幼児慢性不眠障害には当てはまらないようです。

眠れない状況に伴って、困難さや辛さが同時にあることが医学的に睡眠障害といわれています。

オランダの研究では、ひどい夜泣きが2歳以降に軽快・消失した子に比べて、乳幼児期から6歳まで睡眠障害が続いた子では7歳時点での脳の容積が小さいことが報告されました。

子どもにとって望ましい睡眠時間を下記の表にまとめます(乳幼児期は昼寝を含みます)。

生後4カ月~11カ月12~16時間
1~2歳11~14時間
3~5歳10~13時間
6~12歳9~12時間
13~18歳8~10時間

ちなみにおはぎちゃんは生後5か月なのに10-11時間の睡眠だったので、私はこの表を見てショックを受けました笑

point ② 夜泣きの原因は大きく分けて2つ

夜泣きの原因には、体質要因環境要因の2つがあります。

体質要因

①眠るのが上手でない体質(眠り続ける力と目覚め続ける力のバランスが悪い)

②眠りを妨げる状態のある体質(呼吸器系統が弱い体質や病気、かゆみが続く体質や病気など)

環境要因

①適切でない睡眠衛生(睡眠スケジュール・昼間の活動・飲食物・入浴のタイミング・眠る前の光のコントロール・寝室環境)

②適切でない養育行動(入眠時や夜間睡眠中の授乳や抱き上げなどに関すること)

これらの要因のうち、親が改善できるのは環境要因です。

point ③ 乳幼児の眠りを育てる12箇条

それでは、どうしたら夜泣きを解決できるのでしょうか?

菊池先生は、下記の12項目をチェックするように述べています。

①昼夜(明暗)リズムをつける

朝7時から夜の19時までは「明るくて賑やかで活動的な環境」、19時から朝の7時までは「暗くて静かで穏やかな生活環境」を意識しましょう。

②眠る1時間前からは強い光をみせない

夜の眠る1時間前に強い光を見せると、メラトニンという眠らせる作用のあるホルモンの分泌を止めてしまいます。

問題となる光の正体はブルーライトで、白色LEDに大量に含まれているそうです。眠る1時間前は、照明器具の照度を落とす、切り替え機能があれば暖色の照明にしましょう。

③入浴は遅くとも眠る1時間前に済ませましょう

入浴は、身体を温めて深部体温を上げることにより、眠りに入る仕組みを抑制し目覚めさせてしまいます。

眠る直前に入ると寝つきが悪くなるので、眠る1時間前には入浴を済ませるようにしましょう。

④規則的な生活をする

体内時計をしっかり育てるためには、光が眼から入る起床時刻、メラトニン分泌と深部体温低下が影響する就寝時刻、胃腸に食べ物が入る食事の時刻、身体を動かし始める時刻などをほぼ定めた規則的な生活が必要です。

就寝時刻、起床時刻、食事の時間のズレは1時間以内におさめましょう。

⑤日中に活動(遊ばせる)

眠りのシステムの調節は、「体内時計」と日中に脳と体を動かしたことで、脳内に蓄積する「睡眠誘発物質の量」で決まります。そのため、良い眠りを得るためには、日中にしっかり活動することが大事になります。

⑥夜中、空腹にさせない(年齢に応じた対応をする)

人間は生きていくために、眠るよりは食べることを優先させる体の仕組みがあります。食べる力が十分に育っていない乳幼児では、その子の発育・発達に合わせて、空腹のために夜中に目覚めることがないような工夫が求められます。そのため、寝る前にその子なりにしっかり授乳させることが重要です。

また、カフェインには覚醒作用と利尿作用があり夜間の睡眠を妨げます。カフェインはコーヒーや栄養ドリンクだけでなくチョコレートやココアにも含まれています。WHOでは子どもは3歳まではカフェインを避けるよう推奨されています。

⑦不安・緊張のない生活環境づくりに努める

一人で生きていく力が十分に育っていない幼い子どもでは、日々の生活の中の体験には不慣れなものが多く、不安と緊張が入り混じる毎日です。幼いころには、いつもと違うことは少しづつにして、できるだけ毎日同じような生活を繰り返すことが大切です。

⑧寝るための専用スペースをつくる

子どもに眠る時刻が来たことを理解させるために、目で見て知ることができ、肌で触れて確かめることが出来る「寝るための専用スペース」を準備しましょう。間取りの関係で寝室が準備出来なければ、布団を敷いた場所を寝るための専用スペースだということを示すだけで十分です。

⑨寝るためのスペースを安全・快適に

寝室では子どもの体に物が落ちたり倒れてこない場所に寝かせましょう。また、掛け布団は軽くて子どもの力で跳ね除けることが出来るものを選びましょう。意外と多いのが暑がり子。着せすぎ・くるみすぎ・掛け物のかけすぎに注意しましょう。

⑩望ましい夜間睡眠を確保する

OECD(経済協力開発機構)の睡眠時間の比較(15~64歳)によると、平均が8時間25分に対して、日本人の平均睡眠時間は7時間22分と加盟国の中で一番短い結果となりました。夜間に眠っている間に、脳と体が作られ・育ち・守られていることを考えると、短すぎるのは心配です。日本の中でも、1930年代の子どもは今の子どもに比べ、夜間に1時間以上眠っていました。

夜の授乳については、生後0~2カ月までは複数回、生後6カ月までは2回程度、生後6~9カ月ごろは1回程度、1歳前後でなしになる子が多くなるそうです。

⑪寝る前の決まり事(入眠儀式)により、寝る時刻が来たことを子どもに知らる

子どもとの簡単な会話を楽しんだり、子守歌を聞かせたり等、年齢に応じた穏やかな、気持ちがリラックス出来る決まり事を習慣づけて、寝る時刻が来たことを知らせるメッセージにしましょう。

また、寝る前の決まり事として、添い寝授乳、抱っこして体を揺らす、散歩やドライブをすることは避けましょう。一時的に効果があっても、このような条件付き刺激を与えないと寝られなくなり、長期的にはひどい夜泣きの原因になる可能性があります。

⑫睡眠の途中で目覚めた時に関わり過ぎない

乳幼児期の子どもの眠りはかなり不安定です。少しの刺激で眠たいのに眠れない状態となり、不愉快で泣くことがしばしば起こります。この時に子どもを安心させようと、抱き上げたり、不必要な授乳をしてしまうことがあります。しかしこの行動が刺激になって、子どもは眠たいのに目覚めさせられます。そして抱き上げ行為や夜間授乳を自分の気持ちを調整する方法であると思い込み、結果、眠りが浅くなると自分の気持ちを調整する手段として、抱き上げ行為や夜間授乳を求めて泣くようになります。

point④ 実践してみた結果

この本を参考にした結果、なんとおはぎちゃんの寝かせつけは今まで20分ほどギャン泣きだったのが、布団に置くだけでほぼ泣くことなく10分くらいですっと寝てくれるようになりました!!!感動!

そして4,5時間寝てくれるようになりました!でも2時間で起きることもまだあるので、長期戦になりそうです。

前は1時間おきだったのでとても楽になりました( ;∀;)

私が意識したことは、寝る1時間前は部屋の明かりを暗くすること、寝る前の授乳はたっぷりと、そして夫と寝室を別にすることです。

夫はいびきがすごいので、これもおはぎちゃんの睡眠の妨げになっていた可能性がありました。

この本の後半には月齢ごとの具体的なアドバイスも書いてあったので、もし興味がある方は参考にすると良いと思われます^^

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